伊那食品のこだわり
安心をお届けするために
国際規格ISO22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を取得。HACCPによる安心できる品質を。
弊社は2020年5月にISO22000(2018年版)の認証を取得しました。現在、私たち食品メーカの食品安全に対する社会的責任は益々重要視され、厳しく問われています。また、2018年に行われた食品衛生法の改正では、HACCPに基づいた衛生管理が義務化されました。
そこで弊社は、これらの流れを汲みつつ、これまで以上に「安全で安心できる野沢菜漬」を製造するべく、今まで培ってきたISO9001の「マネジメントシステム」をベースにしながら、食品安全の国際規格であるISO22000の認証取得に向けて、社員一丸となって取り組んでまいりました。
ISO22000を足がかりに、更なる食品安全のステップアップを目指してまいります。
「自分がお客さんだったら」の気持ちで。
「伊那食品の漬物を買って良かった・美味しかった」という「お客様の満足感」の橋渡しをするために「高い品質の安全で安心できる漬物」を製造することが弊社の使命であることを常に意識し、「自分がお客さんだったら」という気持ちに立った製品作りを心がけております。
HACCPに準じた工場。
当社は2004年秋に工場内をHACCPに準じる工場へと改修しました。工場内は「清潔区域・準清潔区域・汚染区域」の3つのゾーンに区分けされており、それぞれのエリアは防虫食カーテン(シャッター)により仕切られ、人・原料・商品の動線が交差しないように管理しています。
また、エアシャワー室を新設し、工場の外にいったん出た場合、必ずエアシャワーを通過しなければ再入場することができないよう、ワンウェイ方式を採用しています。
あらゆる場面で殺菌水(電解次亜水)を常時使用。
電解次亜水は、食塩水を電気分解することにより生成された次亜塩素酸ナトリウムを含む殺菌水で、一般的な細菌や食中毒菌に対して優れた殺菌効果があることが各種試験で証明されています。低粘度・低濃度で拡散しやすく、短時間処理で充分効果を発揮するので食材や人体へのダメージも少なく、人と環境に優しい殺菌水が作れるメリットがあります。
弊社ではこの電解次亜水を2004年から使用しております。工場では「作業者の手洗い」「野沢菜など原材料の洗浄・殺菌・機械・器具の洗浄・工場内の清掃」など、あらゆる場面で電解次亜水を活用するために、毎分30リットルを作り出す殺菌水生成装置と1万リットル容量の貯蔵タンクを備えています。
おいしい野沢菜漬をお届けするために
安心で安全な、そして品質の良い
野沢菜漬けを食卓にお届けする。
安心で安全な、そして品質の良い野沢菜漬けを食卓にお届けするをモットーに、スタッフが心を込めてお漬物を製造しています。
野沢菜の生産者さんとの交流も大切にし、自社開発の野沢菜異物除去殺菌洗浄機を開発し、より安心安全を実現しています。
野沢菜異物除去殺菌洗浄機(自社開発)
野沢菜異物除去殺菌洗浄機を開発し導入。
野沢菜原料に付着した異物の洗浄能力を今まで以上に高め、より高い殺菌効果を得ることを目的に洗浄工程と殺菌工程を一元化した「野沢菜異物除去殺菌洗浄機」を開発し導入しました。
野沢菜原料に9方向から高圧ジェット水流(空気を含んだ圧力の高い水流)を連続的に噴射することにより、土や砂、虫・卵を含んだ異物を高い確率で除去します。洗浄を終えた野沢菜原料は作業者の手を触れずに殺菌槽に移し、電解次亜水を使って弊社が開発した独自の方法で殺菌されます。
この異物除去殺菌洗浄機によって洗浄・殺菌された野沢菜原料は、漬物の衛生規範で定められた「次亜塩素酸ナトリウム溶液(100mg/リットルで10分間又は200mg/リットルで5分間)と同等の効果」を確保しています。
契約栽培された野沢菜原料を使用。
○春:徳島・山梨・群馬産 ○夏:長野産
○秋:長野・山梨・群馬産 ○冬:徳島産
6月~10月までは、長野県八ヶ岳山麓・小海町の農家に直接契約栽培をお願いしています。標高1000mに近い大地で栽培された「みずみずしいシャキシャキ感」のある野沢菜を使用しております(生産者・生産地限定契約栽培)。また、11月~5月までは、山梨県・群馬県・徳島県の複数農家と栽培契約を結んでおり、年間を通して野沢菜原料の安定供給に努めています。
信州中央アルプスの伏流水と
兵庫県・赤穂市原産の食塩を使用。
野沢菜は行き届いた衛生管理のもと自社地下水(中央アルプスの伏流水)を豊富に使い、兵庫県・赤穂市原産の食塩を使用して丁寧に漬け込みを行っています。
安心できる調味液原料。
弊社の調味液に使用している「醤油」は、遺伝子組み換えでない大豆を用いた醤油を使用しています。
また、お客様のご要望に応じて「化学調味料不使用(ノングル)」「アレルギー特定原材料不使用(アレルギーフリー)」に対応した調味液仕様も取り揃えております。
すべてのトレーサビリティを開示。
野沢菜原料の収穫日・下漬け日・加工日、また、調味液原材料についての基原原料・アレルギー物質・遺伝子組み換え・加工助剤・キャリーオーバー等の諸情報については、ご要望があればいつでも即時開示することができます。
自社内での品質検査体制の確立。
弊社研究室内にて、細菌検査(ペトリフィルム法による一般生菌、大腸菌群)、官能検査(味・臭い・食感)、理化学検査(塩分・pH・Brix)、保存試験を行い、安定した品質の野沢菜漬をお届けできる体制を整えています。